2010-08-14 (土) [長年日記]
_ Debian lennyでカーネルモードPPPoE
ネット上にある同種の記事は、Debianのバージョンが古いのかファイル名や設定方法等が違っていたりしたので、改めてここに書いておく。というか設定方法をコロコロ変えんでほしいわ。
カーネルモジュールを有効にする
Debian標準の2.6系カーネルならモジュールになってるはずなので、有効にするだけである。
$ sudo vi /etc/modprobe.d/aliases alias net-pf-24 pppoe
必要であれば再起動する。
pppdをインストールする
カーネルモードではpppoeパッケージは必要ない。
$ sudo apt-get install ppp
MTU・MRUを設定
フレッツの場合、1454に設定。
$ sudo vi /etc/ppp/options mtu 1454 mru 1454
プロバイダの設定
$ sudo vi /etc/ppp/peers/provider user "ユーザー名" plugin rp-pppoe.so eth0 usepeerdns noauth defaultroute
eth0のところは使うインターフェース名を設定する。
パスワードの設定
CHAPかPAPのどちらを使うかが分かっていれば、片方だけ設定すればよい。
$ sudo vi /etc/ppp/chap-secrets "ユーザー名" * "パスワード" * $ sudo vi /etc/ppp/pap-secrets "ユーザー名" * "パスワード" *
接続テスト
ponで接続後、ifconfigでppp0が正常に動作していることを確認する。plogでログが表示されるので、正常に動作してない場合は参考にする。
$ sudo pon $ sudo ifconfig
自動接続の設定
Debian起動時に自動的に接続するには、以下のように設定する。
$ sudo vi /etc/network/interfaces auto ppp0 iface ppp0 inet ppp