2013-02-10 (日) [長年日記]
_ e-Taxで医療費控除
これまで医療費控除なんぞやったことがないのだが、最近は税務署に行かなくてもPCで手続きができるらしいという噂を聞いて、試しにやってみた。
住基カードを作る
PCで手続きするには住基カードが必要らしいので、平日に市役所まで行って作ってきた。最近は土曜日でも窓口が開いてるらしいが、住基カードを当日受け取る事はできないようだ。住基カードの発行には500円取られた。ところで、私はすっかり勘違いしていたのだが、医療費控除に必要なのは住基カードではなく公的個人認証らしい。公的個人認証の入れ物として住基カードを使っているという仕組みのようだ。住基カードに公的個人認証を入れるのに、さらに500円取られた。
ICカードリーダーを買う
医療費控除をPCから行うには当然住基カード(の中に入ってる公的個人認証)にアクセスする必要があるため、ICカードリーダーを入手する必要がある。住基カードには非接触タイプと、接触・非接触両対応のコンビタイプがあるらしいが、私が作ったのはコンビタイプなのでカードリーダーもどちらでも使える。とはいえ、非接触のカードリーダーを買っておけば将来住基カードの種類が変わっても(そんなことがあるのかどうかは分からないが)大丈夫と考え、RC-S380を購入した。
SONY 非接触ICカードリーダー/ライター PaSoRi(パソリ) USB対応 RC-S380
事前準備
まず、RC-S380をPCに接続しドライバを入れる。ドライバは製品に添付のものではなくこちらの最新版を使う。NFCネットインストーラーというやつを入れれば必要な物は全部入る。次に、こちらの事前準備セットアップをダウンロードしインストールする。事前準備セットアップは毎年中身が違うらしく、来年医療費控除をする場合はまた入れないといけないらしい。
医療費集計フォームを書く
税務署に行って手続きをする場合は領収書の束を持っていけば係の人が何とかしてくれるらしいが、税務署に行かず領収書の提出もしない場合は、支払った医療費の明細を自分で作成する必要がある。e-Taxには明細を記入するWebフォームがあるが、件数が多いととてもやってられないので、エクセルであらかじめ一覧を作成しておく。エクセルのテンプレートはこちらの医療費集計フォームからダウンロードできる。Excelを持ってない場合はLibreOfficeもサポートしている。Webフォームよりはマシとはいえ、紙で貰った領収書をすべてエクセルに入力するのはさすがに疲れる。日付と金額だけでもOCR的に自動化できれば随分楽になると思うのだが、誰か作らないかな。
確定申告書を作成する
e-Taxのページから確定申告書を作成する。初めての場合はまず利用者識別番号の発行を受けないといけない。税務署とのやり取りは原則として利用者識別番号を通じて行われる。利用者識別番号が発行されたらあとは指示に従うだけ。途中で公的個人認証が必要となるので、RC-S380を接続して住基カードを置いたままにすることをおすすめする。
確定申告書および医療費明細書を提出する
作成後も指示に従っていればそのまま提出まで進むことができる。e-Taxを使って申告すると、1回だけ3,000円の控除が受けられるので、忘れずにチェックを入れる。これで住基カードの作成やカードリーダの購入に充てた金額の一部は取り戻すことが可能である。提出が完了すると、申告書等送信票がPDFでダウンロード出来るので、忘れずに保存しておく。
僕が今日やったのはここまでで、まだ税務署からは何のアクションもない。医療費控除をやるのは初めてなので、いきなり書類不備とかで突っ返される可能性もなくはない。はてさてどうなることやら。